2026年7月18日
無線綴じとは?少部数の料金と安く作るコツ|中綴じとの違いも
報告書やマニュアル、卒業文集、ZINE など、「きちんとした冊子を、必要な部数だけ作りたい」ときに候補にあがるのが無線綴じ(むせんとじ)です。
「そもそも無線綴じって何?」「30部だけでも頼める?」「いくらかかる?」——冊子のご相談でいちばん多いこの3つに、印刷会社の立場からお答えします。
結論からお伝えすると、kodawari.life の無線綴じ冊子は1冊から・全品送料無料で注文できます。
無線綴じとは?
無線綴じとは、本文の紙の背を糊(接着剤)で固め、表紙でくるんで仕上げる綴じ方です。針金(ホチキス)や糸を使わないので「無線」綴じと呼ばれます。
いちばんの特徴は背表紙ができること。棚に立てて並べてもタイトルが見えるので、長く保管する冊子や、資料として使う冊子に向いています。書店に並ぶ本の多くもこの綴じ方です。
中綴じとの違い
冊子でよく比べられるのが中綴じです。中綴じは、二つ折りにした紙を重ね、折り目を針金で留める方式です。週刊誌やパンフレットに使われます。
| 比べるところ | 無線綴じ | 中綴じ |
|---|---|---|
| 綴じ方 | 背を糊で固める | 折り目を針金で留める |
| 背表紙 | できる | できない |
| 向いているページ数 | 多い冊子(数十〜200ページ) | 少ない冊子(8〜64ページ程度) |
| 開きやすさ | 根元までは開きにくい | 見開きが平らに近い |
| 仕上がり | 本のような仕上がり・保存向き | 手軽な印象 |
| 価格 | 中綴じより少し高め | 安い |
ページ数が多い・長く保管する・背表紙にタイトルを入れたいなら無線綴じ、ページ数が少ない・見開きの写真を大きく見せたい・費用を優先したいなら中綴じが目安です。中綴じは中綴じ冊子印刷からどうぞ。
無線綴じが向いている冊子
- 報告書・調査資料 — 棚に並べて保管するので背表紙が役立つ
- マニュアル・テキスト — ページ数が多くても綴じられる
- 卒業文集・記念誌 — 長く手元に残るものを本の仕上がりで
- ZINE・同人誌・作品集 — 「1冊の本」としての存在感が出る
- 社史・自分史 — 本と同じ見た目で保存できる
何部から?何ページから?
部数は1冊から、1冊単位で自由に指定できます。見本として1冊だけ作る、自分用に1冊だけ製本する、という使い方もできます。
ページ数は、表紙4ページ+本文8〜200ページ(表紙を含めた総ページ数で12〜204ページ)です。紙1枚の表裏で2ページになるため、総ページ数は偶数でご指定ください。奇数になったときは白ページを1ページ足して調整します。
サイズは A5・A4・B5・B6 から選べます。
なお、無線綴じは根元まで完全には開かない作りです。見開きをまたぐ写真や表は、綴じ側(ノド)に余白を多めにとるときれいに仕上がります。背幅の計算や塗り足しなど、データの作り方は無線綴じの入稿データの作り方で詳しく解説しています。
少部数の料金は「基本料金+部数分」
かつて主流だったオフセット印刷は、部数にかかわらず「版」を作る費用がかかるため、少部数だと1冊あたりがとても高くなりました。「500部から」という印刷会社も珍しくありませんでした。
今は版を作らないオンデマンド印刷で、数十部はもちろん1冊でも現実的な価格で作れます。料金は「基本料金(データの処理・製本の準備)+部数に応じた印刷代」の形なので、部数が増えるほど1冊あたりが下がります。
自動見積もりで計算した例です(A5・本文16ページ(表紙を含めて20ページ)・表紙カラー・本文モノクロ・標準の用紙・税込・2026年11月1日時点)。
| 部数 | 料金(税込) | 1冊あたり |
|---|---|---|
| 1冊 | 7,920円 | 7,920円 |
| 5冊 | 8,470円 | 約1,694円 |
| 10冊 | 9,240円 | 約924円 |
| 20冊 | 10,670円 | 約534円 |
| 30冊 | 12,210円 | 約407円 |
| 50冊 | 15,180円 | 約304円 |
| 100冊 | 22,770円 | 約228円 |
| 200冊 | 37,730円 | 約189円 |
※ 料金はサイズ・用紙・ページ数・カラーで変わります。お手元の仕様の金額は、商品ページの自動見積もりでその場で確かめられます。
1冊と5冊の差は550円です。少部数だからと部数を切り詰めるより、必要な分をはじめに注文するほうが満足のいく頼み方です。
予備は「最初に足しておく」
あとから「もう10冊だけ」と増刷すると、その注文にもう一度基本料金がかかります。上の例なら、10冊の増刷は9,240円。最初の10冊の注文を20冊にしていれば、差は1,430円で済みました。
- 予備・保存用 — 汚れや紛失に備えて数冊多めに
- 配る先の追加 — 「あの人にも渡したい」を見越して
少部数でも安く作る4つのコツ
1. 本文をモノクロにする
表紙だけカラー、本文はモノクロにすると、費用を大きく抑えられます。報告書・論文集・文集ではこの組み合わせが定番です。
2. サイズと用紙は標準のものを選ぶ
A5 サイズに標準的な用紙を組み合わせるのがいちばん割安です。迷ったら、5つの質問で用紙が分かる用紙診断もお試しください。
3. ページ数を整理する
ページ数はそのまま費用に響きます。白ページや重なっている内容を整理するだけで、一段安くなることがあります。
4. PDF の完全データで入稿する
そのまま印刷できる PDF で入稿すれば、データの修正費がかからず、進みも早くなります。作り方は印刷用PDFの作り方で解説しています。
用途で選ぶ少部数の冊子
- 無線綴じ冊子印刷|1冊から — 報告書・マニュアル・論文集・ZINE・同人誌に。最短7営業日
- 卒業文集・記念誌印刷|1冊から — 表紙 PP 加工で長く保存。データ作りのサポート・学校への直接納品も。最短12営業日
- 中綴じ冊子印刷 — ページ数が少ない会報・パンフレットはこちらが割安
無線綴じ冊子の仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 部数 | 1冊から(1冊単位) |
| ページ数 | 表紙4ページ+本文8〜200ページ(偶数) |
| サイズ | A5・A4・B5・B6 |
| 参考価格 | 1冊 5,610円〜(B6・総12ページ・モノクロ・2026年11月時点) |
| 納期 | 完全データの入稿後、最短7営業日で出荷 |
| 送料 | 全品送料無料 |
よくある質問
Q. 無線綴じと中綴じ、どちらが安いですか?
同じ仕様なら中綴じのほうが安くなります。ただ、中綴じは向いているページ数に上限があるので、ページ数の多い冊子は無線綴じを選んでください。
Q. 1冊だけでも製本できますか?
はい、1冊から注文できます。オンデマンド印刷で版代がかからないため、1冊でも現実的な価格で製本できます。
Q. 30部・50部のような部数でも注文できますか?
はい。部数は1冊単位で自由に指定でき、料金もその部数で計算されます。商品ページの自動見積もりに部数を入れると、その場で金額が出ます。
Q. 同人誌や ZINE にも使えますか?
はい。同人誌・ZINE・自費出版・作品集にお使いいただけます。頒布や販売にも向く、背表紙つきの仕上がりです。
Q. 納期はどのくらいですか?
完全データの入稿後、無線綴じ冊子は最短7営業日、卒業文集・記念誌は最短12営業日で出荷します。イベントや納品の日が決まっているときは、余裕をもってご入稿ください。
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