2026年7月15日

無線綴じとは?中綴じとの違い・ページ数の目安・費用を印刷会社が解説

報告書やマニュアル、卒業文集など「きちんとした冊子」を作りたいとき、必ず候補にあがるのが無線綴じ(むせんとじ)です。背表紙ができる本格的な仕上がりが特徴で、書店に並ぶ書籍の多くもこの綴じ方です。

この記事では、無線綴じの仕組み、中綴じとの違い、対応ページ数の目安、費用を抑えるコツを、印刷会社の視点からわかりやすく解説します。

無線綴じとは?

無線綴じとは、本文ページの背を糊(接着剤)で固め、表紙でくるんで仕上げる冊子の綴じ方です。針金(ホチキス)や糸を使わないため「無線」綴じと呼ばれます。

仕上がりには背表紙ができるのが最大の特徴。棚に立てて並べたときにタイトルが見えるので、保存性・資料性の高い冊子に向いています。

中綴じとの違い

冊子印刷でよく比較されるのが中綴じです。中綴じは二つ折りにした紙の折り目を針金で留める方式で、週刊誌やパンフレットに使われます。

比較項目 無線綴じ 中綴じ
綴じ方 背を糊で固める 折り目を針金で留める
背表紙 ◎ できる × できない
対応ページ数 ◎ 数十〜数百ページ ○ 8〜64ページ程度
ページの開きやすさ ○ 根元まで開きにくい ◎ 見開きがフラットに近い
高級感・保存性 ◎ 書籍のような仕上がり ○ 手軽な印象
価格 ○ 中綴じよりやや高め ◎ 安い

ざっくりまとめると、ページ数が多い・長期保存する・背表紙が欲しいなら無線綴じページ数が少ない・見開きデザインを活かしたい・コスト優先なら中綴じが目安です。

無線綴じが向いている冊子

逆に、ページ数が少ない会報やパンフレット、見開きで写真を大きく見せたい冊子は中綴じ冊子印刷のほうが向いています。

ページ数の目安と注意点

無線綴じは背に糊を入れる構造上、ある程度のページ数(目安として20ページ以上)がないと背が薄すぎて綴じられません。逆に上限は数百ページまで対応でき、ページ数の多い冊子ほど無線綴じの強みが活きます。

また、根元まで完全に開かない構造のため、見開きをまたぐデザイン(写真や表)は綴じ側に余裕を持たせるのがきれいに仕上げるコツです。

無線綴じの費用を抑える3つのコツ

1. 本文をモノクロにする

表紙のみカラー・本文モノクロにすると、全ページカラーに比べて費用を大きく抑えられます。文集や報告書はこの構成が定番です。

2. ページ数を整理する

印刷は面付けの都合上、ページ数がそのままコストに響きます。白ページや重複コンテンツを整理するだけで一段安くなることがあります。

3. 完全データで入稿する

PDFの完全データで入稿すれば、データ修正費がかからずスムーズです。作り方はPDF入稿データの作り方ガイドで解説しています。

小ロットで無線綴じ冊子を作るなら

kodawari.life では、無線綴じ冊子を1冊から・全品送料無料で印刷しています。オンラインで部数・ページ数を選ぶだけで自動見積もりができます。

部数別の実際の料金例(1冊7,920円〜)や少部数で安くするコツは、無線綴じの小ロット印刷とは?1冊から少部数で安く作る方法で詳しく解説しています。送料はどの商品・どの部数でもすべて無料です。

よくある質問

Q. 無線綴じと中綴じ、どちらが安いですか?

同じ仕様なら中綴じのほうが安くなります。ただし中綴じは対応ページ数に上限があるため、ページ数が多い冊子は無線綴じ一択です。

Q. 何部から注文できますか?

kodawari.life では無線綴じ冊子・卒業文集/記念誌とも1冊から承っています。部数ごとの料金の仕組みは小ロット印刷の解説記事をご覧ください。

Q. 納期はどのくらいですか?

完全データ入稿後、無線綴じは最短7営業日で出荷しています。学校行事や納品日が決まっている場合は、余裕を持ったご入稿をおすすめします。