2026年7月12日
マットPP加工とは?特徴・メリットと向いている名刺
名刺の印象を左右する要素のひとつが「表面加工」です。なかでも、落ち着いた上質感を演出できる加工として選ばれているのがマットPP加工です。
この記事では、マットPP加工の特徴やメリット・デメリット、クリアPPとの違い、どんな名刺に向いているかを、印刷会社の視点からわかりやすく解説します。
マットPP加工とは?
マットPP加工とは、印刷した紙の表面に光沢を抑えたポリプロピレン(PP)フィルムを貼り合わせる加工です。
ツヤのあるクリアPPに対して、マットPPは反射を抑えたしっとりとした質感が特徴。手に取ったときのさらりとした肌ざわりが上品で、落ち着いた高級感を演出します。
マットPP加工の特徴
しっとりと落ち着いた質感
光の反射を抑えるため、ギラつきのない上品な見た目になります。派手すぎず、信頼感のある印象を与えたい方に向いています。
指紋・傷が目立ちにくい
つや消しの表面は、指紋や細かな擦れが目立ちにくいのも利点です。人の手に渡ることの多い名刺と相性の良い特徴です。
深みのある色再現
光沢を抑えることで色が締まって見え、濃色やモノトーンのデザインを大人っぽく見せます。
マットPP加工のメリット
- 落ち着いた高級感が出る
- 指紋や擦れが目立ちにくい
- 反射しにくく、文字が読みやすい
- 印刷面を保護し、汚れや軽い水濡れに強くなる
マットPP加工のデメリット・注意点
- フィルム表面のため、ボールペンなどで書き込みしにくい場合があります
- 加工費が加わるため、通常の名刺より価格が上がります
- クリアPPに比べ、写真の発色は控えめになります
手書きで連絡先を追記する使い方が多い場合は、加工なしや片面加工も検討しましょう。
クリアPPとの違い
同じPP加工でも、マットPPとクリアPPでは仕上がりの印象が大きく異なります。
| 比較項目 | マットPP | クリアPP |
|---|---|---|
| 質感 | ◎ しっとり | △ ツヤあり |
| 高級感 | ◎ 上質系 | ○ 華やか系 |
| 指紋の目立ちにくさ | ◎ | △ |
| 発色・写真映え | ○ | ◎ |
| 文字の読みやすさ | ◎ | ○ |
華やかさ・写真映えを重視するならクリアPP加工とは?もあわせてご覧ください。PP加工全般の基礎は名刺のPP加工とは?で解説しています。
マットPP加工が向いている名刺・用途
- 士業・コンサルなど信頼感を伝えたい業種
- 高級ブランド・サロン・アパレル
- モノトーンやシンプルなデザインの名刺
- 写真より文字・ロゴ中心のデザイン
よくある質問
マットPPは水に強いですか?
表面をフィルムで保護するため、軽い水濡れや汚れには強くなります。ただし防水仕様ではありません。
マットPPにボールペンで書けますか?
フィルム表面のため、インクによってはにじんだり乾きにくいことがあります。書き込み前提の場合はご相談ください。
マットPPとクリアPP、どちらが人気ですか?
用途によります。高級感重視の名刺ではマットPP、写真やカラフルなデザインではクリアPPが選ばれる傾向です。
まとめ
マットPP加工は、光沢を抑えた上質な質感で、落ち着いた高級感を演出できる表面加工です。指紋が目立ちにくく、文字も読みやすいため、信頼感を伝えたい名刺に適しています。
華やかさを求めるならクリアPP、上品さを求めるならマットPP。デザインやブランドの世界観に合わせて選びましょう。